Happy LunarYear 2013
シンガポールには主にマレー系、中国系、インド系の民族がいて
それぞれにお正月があるけれども、やはり国民の大多数(75%くらい?)を占める中国系のお正月はいちばん華やかだ。
今年は2月10日・11日が中国正月に当たり、前後の土曜と火曜をくっつけて4連休となった。町は中国系の方がおめでたい色として好む、赤い鶏頭の花やみかんの木が飾られてとても華やかになる。
雪柳は次々に芽を出すのがおめでたいとされて、これも好んで飾られる。
ただし、芽は白なので赤いリボンを飾ることが多い。
毎年Chinatownに行って、今年の町の飾りはどうかな・・・と見に行く。
今年は真っ赤な提灯がたくさん飾られていた。
South Bridge Rd.は蛇年にちなんで蛇のような飾り。
新加坡佛牙寺龍牙院。仏陀の歯が祀られていると言われているお寺。(下)
今回は初めて3階、4階へと行ってみた。
3階は東南アジアの仏像が博物館のように並んでいて圧巻!
4階はそのお宝の仏陀の歯が祀られていて、ものすごくにぎやかな読経が聞こえてきた。そしてみんなお祈りしていた。
でもやはり一番、中国正月を実感するのはライオンダンス。日本でいう獅子舞だけれどドラと太鼓の音がとにかくすごい迫力でたまらない。
これを聞くと華人のパワーを感じるし、今年もいい年になるぞーという気がする。
新年快楽!2013年もよい一年になりますように。
桜咲く・・・
娘の中学受験が無事に終了した。
なんとか第一志望に桜咲く!
合格者に娘の番号を見つけた時は本当にうれしかった!
でもここまで、本当に大変だった。
親子とも、色々鍛えられた。
中学受験は、子供によっても違うかもしれないけれど、親ががりだと思う。
時々、子供自身が自分はここに行きたいから、といって高い志で
取り組む子供もいてそれはそれで素晴らしいと思う。
本来はそうであってほしいのだけど
娘の場合は小1から海外にいて日本の中学校の現状もわからず、
私立のほうがいいから、となんとなく親に勧められて塾に行った・・・動機づけとしてはとても弱かったと思う。
やはり、小5や小6の一時帰国で学校を見学してやっと実感として
この学校はいいな、だから頑張ろう、と思えただろう。
第一志望に合格、という大勝負を目標に
何年も準備してきたわけだけど、山あり、谷あり。
良いときもあれば、悪い時もあり、だった。
けれど、良いときも悪いときも落ち着いて取り組むことが大切だった。
良いときも大げさに喜ばない。気を緩めず、「このやり方で良いのだな」と淡々と分析する。
悪い時こそ、ピンチはチャンスと思って何が悪かったかを冷静に見直す。
そして淡々とベターな方法をやってみる・・・
しかし、なかなかこれができない。
本当に修行のようだった。
悪いときは親としては「あれだけここをこうして、って注意したのに」とカーッとなり、
娘は「もういくらがんばってもむりなんだ」と自暴自棄になりがちだった。
まぁ、それでも娘の場合は落ち込むのは一瞬で、ずっと気持ちを腐らせていることはなかった。
前回のテストから50点も下がった時も、その日はワーワー泣いていても次の日はそれでも
朝早く起きて計算問題を解き、学校へ行って、塾へ行って夜9時近くに帰ってきて
また勉強していた。
とてもけなげで、見ているこちらも日常のいろいろな小さいことでへこんでないでがんばらないと、と思った。
それと、それでも合格まで導いてあげるのは親の私なんだから、と
いう思いで支えてやった。
それとすべてがBestという状況はなかなかない。
でもそういうときでも第三の道を探す、というのも学んだ。
海外にいると欲しい過去問もすぐに手には入らない。
塾でもっている過去問を貸していただいたり、ネットで公開している過去問を解いて
先生に添削していただいたり・・・。
これがないから、あれがないから・・・と言ってないでないならないなりに
何とかしなくてはいけない。
今後の人生でもこの経験を生かしていってほしい。
まだまだ、人生長い。
週例テストなどで間違えたところを切り貼りして何度も解きなおした「ドジノート」と志望校別クラスで使った鉢巻。
先生やお友達の激励メッセージが書かrているもの。
合格した際、この志望校別クラスの子たちが泣きながら「うちら、10年いっしょだよね」というと「ちがうよ。NNで一緒だったから11年だよ」と言ってまた泣いていた。みんな、大変な一年だったと思う。私もきいていて泣けてきた。
National Orchid Gardenで散歩
この前の日曜日、シンガポールボタニックガーデンのラン園(National Orchid Garden)へ行きました。
実はランを見に行こう、とかではなく、娘の勉強の休憩・散歩で、たまたまここに来ました。
今年の年末から始まる中学受験でいよいよ勉強が大変になってきました。
休日も勉強漬けですが、休憩と気分転換と兼ねてなるべく外に連れ出しています。
Botanic Gardenは我が家からバスで10分くらい、園内は緑があふれてちょうど良い散歩コースです。
1000種類以上のランがあるそうです。
大ぶりの立派なランです。VIPというコーナーにありました。
VIPコーナー。(異種配合で優れたものだそうです。この建物にHybridのことが説明されていました。)
元気の出るような黄色が美しい。ヤシの木があるのが南国らしくて良い雰囲気です。
約一時間くらい散歩したり、お茶したりして帰宅。その後昼寝してまた勉強に取り掛かりました。
がんばって・・・・!!応援しているよ。
Happy Lunar New Year!新年快楽!
新年快楽!龍年大吉!
今日は中国正月の元旦です。
一昨日の1月21日、家族でマーライオンパーク近くのお店に外食し、
Outsideの席で夕飯とっていたら偶然花火を打ち上げているところに出くわしました。
突然のバンバン!という大きな音と色鮮やかな花火に家族で大興奮。
そのあと9時頃、今度は
Marina Bay Sands のレーザービームが音楽に合わせて色んな色に変化するのを見ることができました。
毎週末やっているのか、中国正月の予行演習だったのかわかりませんが。
すごく綺麗でとてもラッキーでした。華やかで縁起が良い感じ。
年女の娘に良いことがたくさんありますように。
Joyeux Noel 2011
今年のシンガポールのイルミネーションのテーマは
'Christmas Blooms in Singapore'だそうで、
お花のモチーフがちりばめられ、とてもかわいらしいです。
ION前は今年はアーチではなく、木に花が咲いている感じです。
夜はこんな感じです。
この時期は雨季で肌寒いですが24-27度くらいで夜はぶらぶらと
歩いてみて回るには気持ちいいです。
南国ののんきな年の瀬ですね・・・。
みなさま楽しいクリスマスを!
Joyeux Noel !Merry Christmas!
2足めの ビーズサンダル完成!
ビーズサンダルの2作目が出来上がりました。
このモチーフはシンガポールのプラナカン博物館に展示してあるものと同じなのですが、博物館に行くだびに童話の世界のようなかわいらしさと、ビーズ刺繍の精巧さにウーンとうなって感心していたものです。なので、機会があったらこの図柄にチャレンジしてみたいなと、ずっと思っていました。
これに取り掛かったのが2009年の6月で完成したのが2011年8月31日。(子供の夏休みの宿題みたいですが。)もう2年も経ってしまいました!
器用さにもよりますが1時間縫っても5cm四方くらいしか進まないので(私が遅いのかな?)、本当に骨の折れる、根気の要る作業です。
出来上がったときは「やったー!」と頭の中で映画ロッキーのエンディングテーマ曲が流れました。戦い終わった感じ?
そのあと、Katongのビーズの先生のところに行って記念写真を撮り、サンダルに仕立てるのはソールの色など何色にしたらいいか相談しました。
そのあと、ChinatownのMr.Khooのところにいってサンダルに仕立てるよう、オーダーしました。Khooさんは9月20日に出来るから、と言ってメモを渡してくれたので、その日にとりに行ったのですが、私の顔を見ると「はっ」として「Give me 2 days」と言いました・・・。あーがっかり。で、22日にとりに行くと、Khooさんもうれしそうな顔をして私に「これ、出来たよ」という感じで渡してくれました。
Nyonyaはビーズ刺繍が上手なほど、いい女だといわれ、「あそこの娘はビーズ刺繍が得意だよ」ということでいい縁談がきたともきいたことがあります。それは器用さよりも、根気がある娘だという意味かなぁ・・・なんて思ってしまいます。
私が習ったのはKatongのKim Choo 金珠 というお店です。粽屋として有名で一階はNyonya料理のレストランになっていて、2階でレッスンをしてくれます。
先生はRaymond先生という30代前半くらいの男性ですが、ビーズ刺繍のアイデアもいっぱい持っていて、ここは何色がいいか・・・と相談に行くと的確にアドバイスをしてくれて、先生はとってもクリエイティブだなぁ、と感心します。
ミシン刺繍の腕もすばらしく、いつも目の前で素敵なクバヤも刺繍しています。2階はプラナカンのカラフルなニョニャウエアやクバヤがたくさんならんでいて、見ているだけでも楽しくなります。
もしご興味があったら、是非行ってみてください。
Kim Choo 金珠 109 East Coast Road, Singapore 428800
右側が1作目。プラナカン、プラナカンしてなくて普通に日本人でも履けそうで、気に入っています。
2作目はうんとメルヘンに、派手にしました。本当に飾り用ですね。
できたらもっともっと作ってみたいけれど、もう在星中には出来ないだろうなー。
在星のいい記念になりました。
ペナン島旅行 5 クーコンシーなど
ここはお寺と言うより、同じ一族の会館と考えたほうがふさわしいようです。
お寺を囲むように一族が住む家がずらっと立ち並んでいました。ここの一帯は全部、邱一族が住んでいたところだよ、とのことです。
中心には立派なお寺がありました。
お寺には儒教の教えをテーマにした彫り物などもありました。
儒教と言えば「孝」(親孝行)が最も重要、とされているとのことですが「孝」をテーマにした彫り物もありました。
病気のお母さんが冬なのだけれど、「美味しい筍が食べたい」と言うので、息子は何日も神様に祈った。すると筍が生えてきて母親に食べさせることが出来た、など。
ガイドさんも「私たち、中国系にとっては「孝」をしないと親戚中から非難されるよ。一番大切にしていることだよ」などと言っていました。
お寺の向かい側は舞台になっていて、チャイニーズオペラが上演されるのだそうです。
また、ジョディフォスターとチョウ・ユンファの演じた「アンナと王様」も実はこのペナンでロケされたそうで、ここの邸公司もロケ地として使われたそうです。確かに!タイでは「王様と私」は国王のことをばかにしているようだから・・・という理由で本の販売や映画・ミュージカルの上映は禁止だそうです。当然ロケも許可が下りなかったわけですよ、とガイドさんが説明してくれました。
世界遺産の町をあれこれ見学した後、ホテルに戻り、またプールや海辺でのんびりしました。
今回ペナン島旅行で参考にしたのが「地球の歩き方」と、こちらのガイドブック「マレー半島 美しきプラナカンの世界」と「世界遺産の町を歩く ペナン・マラッカ」です。こちらの著者は丹保美紀さんですが実はサイン入りでして、ちょっと私の自慢です!
丹保美紀さんとは2010年1月に日本人会婦人部企画の講演会でお会いしたことがあります。プラナカン文化について広く深い知識をお持ちで、講演会でも参加者みんな、この世界にどっぷり引き込まれました。事務局長もシンガポールのルーツに触れることが出来て、とてもすばらしい公演だったとおっしゃっていました。公演後には丹保さんにプラナカンについてたくさんの質問が飛び交いましたが、ひとついひとつ、丁寧にとても気さくにお答えしていただいて、知的でユーモアがあり、素敵な女性だなぁと思いました。現在はペナンにお住まいだと言うことです。
我が家はもう在星5年目を迎え、いつ本帰国になってもおかしくないのですが、海峡植民地であるマラッカ・ペナンを見学できてよかったです。東西の交わる地で貿易の商売をしながら、祖国を離れて、たくましく根付いて行った人々の努力と苦労と繁栄を見ることが出来ました。これは私たち家族にとって大きな収穫でした。
また、シンガポールはどこにいっても草は短く刈り取られ、道は整備され、整然としていますがペナンはまだまだ雑然とした雰囲気も残っていて、なんだかのんびりしていていいな、シンガポーリアンや、日本人が惹かれるのがなんとななく判る気がしました。